20250321 建設技術展示館と市川市動植物園 (Leica Q3 43, Leica Looks Eternal)

2025年3月21日金曜日

自然

t f B! P L

オワコン。

 祝日と土曜日に挟まれた金曜日、会社が定めた休暇奨励日である。会社が奨励するんじゃ取るしかないねと有給を取得して帰省、父に頼まれたなんかの書類を代筆して出掛ける。以前見つけて気になっていた、建設技術展示館である。
 国土交通省系の施設で営業日は平日のみという、市民にとってそれなりに縁の遠いところである。さぞかし面白いものが見られるだろうとワクワクして開店時刻に一人突入した。なお交通の便は悪く八柱駅から30分近く歩いている。

屋外展示もあるよ

初手、避難経路図。これができていない建物がいかに多いことか

 工場みたいな建屋にみっちり展示物が詰まっている。1/3は建築各社の技術紹介で、官民連携というよりは常設の展示会場というところである。2/3は官学を中心としたDXやIT系の展示で、正直なところそれを物理の印刷パネルで見せられてもなあ、という印象だった。そして屋外展示は荒廃していた…


グラウンドアンカーを引き抜かずに振動周波数で測定する技術
内部に空隙や亀裂が発生したコンクリートを樹脂包埋する技術
首都高のつなぎ目にあるやつ
現物
1968年、水陸両用ブルドーザー
屋外展示に実機あったよ
交通土木工学科じゃなくなってた

 1時間ほどで見終わったので次はどこへ行こうか。東京に出て靴を買おうと思っていたけどここは陸の孤島だ。グーグルマップを眺めると巨大な霊園、そして1時間先に市川市動植物園という文字が。歩くか。
 マブチモーターのでっかいビルを目印に、あとは梨畑を延々と歩く。前に女子校生とか小学生とかが歩いているのであまり写真は撮れなかった。市川ってまあまあ都会のイメージだったけど、東西線以外はこれなのね。




 入口らしきところに到着。小さな子どもを連れた家族連れがたくさん来ていて、このリア充共は仕事はどうした?とか余計なことを考える。そりゃ有給だろ。
 ちょうどランチタイムだったので館内のレストランに並んだが、前の子連れバカップルが「どれにする~?」とかいってて全然進まず、その間に別の割り込み客が俺ごと抜いて注文を始めたので興が冷めた。俺はサル山の中で猿のルールに従って一緒に飯を食う趣味はない、先に展示を見に行こう。


なんか展示員が子どもたちにキレている
外来生物のコーナーでは


大人に対してもキレ散らかしていて、こやつ出来るな

 ちょっと普通の展示室とは違うなと思いながら見て歩くと、いいセンスをしたやつがいるに違いないと確信する。

雑木林の生態系を支えるアカネズミ
たべられる
全力で再現

アマガエルはこれだし



ナナフシは言うこときかないし

 外に出て動物の檻を覗くと、鳥小屋には入れると。猿の檻は日差しに輝いてしまい中を撮りにくい。

ムギワラトキというのは初めて見た。
じじばばに連れられた子どもに訴える

なんでお前がモルモットの部屋にいるんだよ
ファンサ
ポニーぐったり
ミニブタぐったり
トカラヤギぐったり
ウシ、総てを諦めて耐える

 気になったのは、ほとんどの動物が子どもたちの声に背を向けてぐったりと座り込んでいたところ。ランチタイムだからと思いたい。
 そのなかで一人、気を吐いていたのがカワウソ。ひたすら走りまくって大人気。いや決して何かにおびえているとかトラウマとかナイデスョ…



落ち着きなく走り回っていた。
ワオキツネザルは寒くて固まっていた。
別の檻、この直後に全力で威嚇される

 さて多少は空いたと思うからレストランに戻ろう。自動販売機でChill Outを見つけてCoke ONチケットを消費するミッションをクリア。そして具のないカレー700円を食べる。これが…さっきのタイミングで食っていたら違う感想になっていただろうな。しかし散けない系の海苔なのでスプーンを挿しても歯が立たず、そのままごはんの中に押し込まれていったときは切なさを感じた。海苔ありきで何も考えてないメニューだよ。



看板メニュー

 その後は植物園…というか行ってみたら何もなかったのだが、大町公園という名の川沿い遊歩道を延々歩いて帰った。







昔の看板は味わい深い




 林の中に突然見える市川市観葉植物園。ここの寄り道の写真で終わりにしよう。









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自己紹介

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博士(工学)。専門はエネルギー学と分析化学。後はカメラマンとして天体写真から電子顕微鏡まで。

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