20250517 デザインミュージアムジャパン、貨幣博物館(Leica Q3 43 Leica Looks Teal)

2025年5月17日土曜日

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デザインの力、感じる

 国立新美術館で開催された、DESIGN MUSEUM JAPAN展。こいつは見たいと前からカレンダーに登録し、開場直前に向かうと3階にはたむろする人たちが。すわ、出遅れたかと思ったらただそこにいるだけの小洒落た難民達だった。
 
NHK系列のプロジェクトらしい

この昭和ポットを見に来たのだ。

蝋染め、インドネシアのBatikと同じか。文化圏は近かろう

「触って理解することの大切さ(お手を触れないでください)」

見たかったけど現物はなかった。

 俺の好きなものにちょいちょい出てくるデザイナー、柴田文江。名前ありきで製品を探して選んだことはないので、この人のセンスがドストライクなのだろう。

 逆に現物を見て面白かったのは高知の「街路市」。箱とコンテナとバネばかりと餅のおやつ…この組み合わせにより「市」であることが表現し尽くされている。箱の中にスピーカーが隠されており、店主とおぼしきおばちゃんが、ずっと客と会話し続けている音声が流れる。中に人がいるレベルの臨場感。





 次は東京ミッドタウンに行こうか、と国立新美術館の入口の傘立てに戻る。野木坂駅から直通の通路で行けるのだが、館内には傘を持ち込めない。そしてこの通路は野木坂駅にしか行けない。バグで詰んだ。


 雨の中野木坂駅の別の出口へと彷徨って富士フイルムスクエアへとたどり着き、毒づきながらも写真展に癒やされる。近くでデザインあ展やってるなと調べたら予約必須でチケット完売。朝から同行していた朝霧氏が東京都写真美術館に行きたいと言うが、不易流行…グッとこないので別のでいい?

 電車を逆向きに乗り換えてたどり着いたのは日本銀行。館内は撮影禁止だらけだった貨幣博物館である。新紙幣が出たところでもあり家族連れで賑わっていた。個人的には何かのポッドキャストで聞いた「沖縄米軍が勝手に印刷して流通させた紙幣」B圓が見られるかもと探したら、ボタンを押して閉架書庫の展示物が出てくるコーナーにあった。これか。



 ラストは東京駅KITTEで喫茶店かなーとうろついたら象印食堂があった。そういえばガイアの夜明けで見たのよ。立派な御膳がディナータイムに3000円程度、この米騒動の最中に食べ比べとか楽しいじゃないですか。ノーマル、しゃっきり、玄米の3パターンを食べ比べてから、ノーマルを媒体に鯛茶漬けを召喚。



 帰ろうかと思ったら東大のギャラリーはまだ開いていた。偉い先生の銅像と海外土産の変な人形が対になっていて一体何だったのか。全体として統一感やストーリーがなく、それぞれの先生が持ち帰ってきたものをかき集めたという印象。そして何より、薄暗いので学生カップルがそこら中でイチャイチャしているという博物館としては三流の施設であった。無料だしこの程度だよな。

講堂にあった映写機




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自己紹介

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博士(工学)。専門はエネルギー学と分析化学。後はカメラマンとして天体写真から電子顕微鏡まで。

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